3weeks
Illustrator
Photoshop
Figma
ヘルプマークと一緒に見て伝わる。ヘルプのコミュニケーションをサポートする
ヘルプマークだけでは伝わらない、ヘルプの内容を伝えるマークとプロダクトの制作によって
ヘルプする側もされる側もスムーズにヘルプできるコミュニケーションの確立を目指します。
ヘルプマークをご存知でしょうか。
ヘルプマークとは、外見からは分からない援助や配慮を必要としている方々が
援助(ヘルプ)を周囲の方に知らせることができるマークです。
しかし、ヘルプマークだけを見ても「どのようなヘルプが必要か」を把握することは難しく、
認知度も地域によって異なります。
そこで、ヘルプマークのサポート役として後付けできるパッチをデザインしました。
Issue
ヘルプマークだけでは伝わらない「どうヘルプする?」を伝えるには?
Purpose
スムーズなヘルプができるコミュニケーションの確立で
自然な手助けができる社会を目指す
Target
ヘルプマークを身に着けている人
ヘルプマークを知らない人
ヘルプマークを知っているけど、詳しい内容は知らない人
Approach
ヘルプマークと一緒に使うことを前提とし、どのようなヘルプが必要か
分かりやすく伝えられるマークを作成
遠くからでも識別できるようにそれぞれのマークで色を分けはっきり分かりやすく
公共施設にポスターを掲示し、マークの啓発を行う
WITH HELPの意味
ヘルプマークと一緒に使うことを表す「WITH HELP」というプロダクト名にしました。
シンボルマークは4種類のマークそれぞれの色を使用し、人同士が手をクロスさせて支え合っている様子を表しています。
フォントは可読性を保つため、「Source Sans Pro」を使用しました。
4種類のシンボルマークについて
ヘルプの内容を表現したマークを4種類作成しました。
遠くから見ても分かりやすくするために、それぞれにキーカラーを設定しラインを太くすることで
識別しやすくすることを意識しています。
ヘルプマークを邪魔しない
ヘルプマークと一緒に使用してもらうため、ヘルプマークもきちんと見えるよう付けられるサイズ感に。
また、ヘルプマークの形状に合わせて角丸にすることで、ヘルプマークと一緒につかっても違和感がないよう
統一感が生まれるようにデザインしました。
取り外し可能でどんな製品にも使用できるように
ヘルプマークは、バックなどに着けて使用できるようになっていますが
ケースを入れ替えてより見えやすく首にかけて使用するなどの方法もあります。
マークを付ける製品が変わっても対応できるように、ボタンで付け替えできる設計にしました。
イラストでWITH HELPの必要性を伝える
性別世代問わず、プロダクトへの理解を得られるようにイラストでヘルプの情景を説明しています。
イラストのテイストは、公共性の高いプロダクトゆえにかっちりとした印象を保つため、
線の抑揚を無くし、はっきりと見えるように作成しました。
また、カラーは白やグレーを基調とし、マークが引き立つようにデザインしました。
目に留まるパキッとしたポスターで啓発活動
駅など公共施設にポスターを掲示することでヘルプマークとWITH HELPの認知度アップを目指します。
説明的すぎると見かけても目に留まりづらいことを考慮し、余白を広めに取り白ベースの背景にすることで
マークがより目立つようにデザインしました。